2012年7月21日土曜日

ジッタクリーナー+クロックマルチプライヤ Si5326 - Si5317から変更

BuffaloII用LVDS_I2Sおよびクロック基板ジッタクリーナーとしてSi5317 を選択していましたが、HDMI-I2Sケーブル収容に周波数選択(90.3168MHz/98.304MHz)信号とReset信号の2つを収容するのに難があるのが気になっていましたが、Pin制御であるSi5317からI2C制御(SPIも可)のSi5326に変更してHDMI-I2SケーブルにはI2Cに2本だけですむように変更しようと思います。


ジッタクリーナーとしての特性がSi5717の方が良いと勘違いしていましが、見直すと基本同じ特性だったことと、I2C制御になるのでその作りこみ分面倒になるのをきらっていましたが、Si5326のレジスタ設定値自体はDSPLLsimという設定ツールで生成してくれるので、それほど面倒でもなさそうです。逆にDSPLLsimを使わないと設定値が分からないレジスタも存在するようです。


DSPLLsim




Si5317の場合は入力クロックとして90.3168MHz/98.304MHzをHDMI-I2Sケーブルで伝送することが前提となりますが、Si5326はクロック逓倍機能もあるため、22.5792MHz/24.5760MHzまたはそれ以下のクロックを選択可能なので、22.5792MHz/24.5760MHzに変更します。
Si53xxシリーズの場合、90.3168MHzと98.304MHzの切り替え時、一旦出力停止するらしく、その切り替え時間も気になりますが、実際使って調整してみるしかなさそうです。


BuffaloII用LVDS-I2Sおよびクロック基板回路v2


上図が変更後のLVDS-I2Sおよびクロック基板の回路構成です。
変更点は、
・Si5317をSi5326にチェンジ
・HDMI-i2sケーブルの伝送クロックを22.5792MHz/24.5760MHz
・i2cのラインをSi5326にも接続
90.3168MHz/98.304MHz選択とResetラインおよびそのアイソレータの削除
 (クロック選択とリセットはi2cによるレジスタ制御に切り替え)
・予備でSi5326へBCKを引き込み


 Si5317とSi5326は同じパッケージでピン収容も共通性が高いので、パターンをどちらでも使えるようにすることも可能そうですが、結構面倒そうなので止めておくつもりです。

2 件のコメント:

  1. I2C Isolator ですが、AUDM125D のように見えますが、ADuM1250 ですね!

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  2. Hideaki Kawai さん

     ご指摘ありがとうございます。ADuM1250の間違いです。図を差し替えておきました。
     元図を確認しAUDM1250とUとDの順序は間違えていましたが、Dのほうは0でした。キャプチャの画像が少し歪んでいたようです。

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