AV Watch
"DSDリマスタリングエンジンは、入力した全ての楽曲ファイルを5.6MHzのDSDに変換した後で再生するもの。
HAP-Z1ESではDSDの信号のDA変換方式としてアナログFIRフィルタを、左右チャンネル独立して搭載。
片チャンネルあたり4個のフィルタユニットを1クロックディレイ差動合成させて動作させることで、DSD信号の高域ノイズを効果的に低減できるという。
ここには、ソニー独自のDSDオーバーサンプリング技術やノイズシェーパーなどのノウハウを盛り込んでおり、専用オーディオICと高性能32bit DSPの組み合わせでリアルタイムに5.6MHz DSD変換が行なえるという。
この処理を行なうことで、効果的なノイズ低減やアナログ的な音質を実現できるとする。
ソニーでは、DSDリマスタリングエンジン処理を行なったほうが高音質と位置づけるが、「そのままの音で聞きたい」という意見もあるため、'13年内に提供予定のファームウェアではDSDリマスタリングOFF設定も可能にする予定。"
Sony HAP-Z1ES 音質のページ
アナログFIRフィルター(含移動平均フィルタ)
DSD信号のD/A変換方式として理想的なアナログFIRフィルターを搭載。
左右チャンネル独立のチップ構成とし、片チャンネルあたり4個のフィルターユニットを使用。
1クロックディレイ差動合成動作させています。
この回路によりDSD信号に含まれる高域ノイズを効果的に低減できます。
DSDリマスタリングエンジン
前述の理想的なDA変換システム「アナログFIRフィルター」の性能を最大限に生かすために、すべての再生信号を5.6MHzのDSD信号に変換して再生しています。
高性能なDSPとソニー独自開発のオーディオ用ICの組み合わせによる変換エンジンには、ソニーが業務機で培ってきたDirect8倍オーバーサンプリングやExtended SBM等のノウハウが盛り込まれています。
HAP-Z1ESの再生過程 Sony AP-S1 高音質技術より
”Burr-Brown D/Aコンバーター PCM1795を採用
DSD再生時アナログFIRフィルター方式、PCM再生時アドバンス・セグメント方式を使用しています。"
①アンプ内臓のHDDオーディオプレーヤーシステム "AP-S1"の説明にはPCM1795と明記されていますが、"HAP-Z1ES"には明記されていない。
②"高性能なDSPとソニー独自開発のオーディオ用ICの組み合わせによる変換エンジン"
③"左右チャンネル独立のチップ構成とし、片チャンネルあたり4個のフィルターユニットを使用。"
④"'13年内に提供予定のファームウェアではDSDリマスタリングOFF設定も可能にする予定。"④の記述からPCMの直接再生も可能になること、③"チップ構成"からディスクリートの可能性は低く、専用ICで実現しているか、PCM179xなどのDACチップを2つ以上搭載している可能性が高そうで、①にあるようにAP-S1ではPCM1795と明記しているのにチップ名の記述がなく、また②の専用オーディオICを開発していることから、専用オーディオICの可能性が一番高いように思います。
PCMをDSD化して再生する場合は、その変換処理が肝となるのでしょうから、Sonyのノウハウが盛り込まれたDSDリマスタリングエンジン等は期待が持てそうですが、デジタルチャンデバを用いるシステムには組み込みづらいのが悩ましいです。
こんにちは 興味深く拝読しました。
返信削除今噂のハイレゾDSDを聴いてみようと、AP-S1(ハイレゾ音源プリインストールモデル)をSONYストアで買いしました。使い勝手は非常に良い。音も悪くありません。
上級機HAP-Z1ESの購入を検討中です。
内蔵DACチップ気になっています。機種比較は数値ばかりが一人歩きしていますが、新しい機種が優れているのは当たり前です。でも、肝心の音(好み)は普及機の最新機種 > 一昔前の中級機? と一括りにはできないようです。
評判の良いテキサスインストルメント(バーブラウン)のDSD1792Aの搭載を期待しています。開発にお金が掛かる自家製DACチップに拘らず、餅は餅屋に任せた方が結果も良いと思うからです。
SONYに問い合わせして見たいと思います。
デジタルチャンデバをお使いですか。大昔、アナログチャッデバやってました。
ラステームRD560で挑戦しましたが、手持ちDAC、アンプが使えない。調整操作にはWindows機が必要と投げてしまいました。アキュフェーズには手が出せません。