JRiver自体はDSD変換などOutput Encordingを実施しなければ32chでも対応していますが、PCM=>DSD変換自体は2chのみしか対応しません。
先ず通常のソフトの場合、ASIOドライバは1つしか指定できないため、JRiverのASIOドライバを選択すると、AudioIFや、その他のソフトに接続することができなくなるため、これが制約となって2chに制限されることになります。
ReaperというDAWソフトにはReaRouteという他のASIO対応ソフトとの音声データの入出力が可能になるASIOドライバをサポートしていて、ASIOドライバとしてJRiverを指定しても、他のソフトとの接続も可能になるということがわかり、試してみました。
最初x64bit版をインストールしましたが、foober2000、Samplitude、SSC-X、その他いくつか試しましたが、何れもASIOドライバの選択肢にはReaRouteは現れずで、いきなりこれ以上進めないかと思いましたが、x32bit版をインストールするとどのソフトも認識してくれました。どうも接続先のソフトが32bitアプリの場合はReaperも32bit版でなければダメなようです。
チャネルデバイダ+JRiver19によるPCM=>DSD変換によるDSDマルチチャネル構成
まず上記構成のJRiverのPCM=>DSD変換を行わずPCMのまま出力する構成が組めるかを試してみましたが、これはうまくいきました。
次にJRiverのDoP方式PCM=>DSD変換に変えて試してみましたが、どうもイマイチ不安定でした。
foober2000から直接JRiverに変更すると問題なさそうなのですが、何故不安定になるのかはまだ分かっていません。
さて、ここまではできるのですが、ReaRouteも他のソフトとは接続できますがAudioIF等ハードには接続出来ないため、結局2chから増やすことはできません。
今のところ良い解決策はみつかっていません。
チャネルデバイダ+ハードウェアPCM=>DSD変換によるDSDマルチチャネル構成
今のところ、実現可能そうな構成は、上の図のようにソフトではチャネルデバイダ処理までで、DSD変換は、エレアトさんのPCM2DSD変換基板を複数使うなどハードによるPCM=>DSD変換になってしまいそうです。
チャネルデバイダ+PCM=>DSD変換VSTプラグインによるDSDマルチチャネル構成
VSTプラグインタイプのPCM=>DSD変換アプリが出てくれば上図のような構成によりDSD出力のマルチチャネル構成がとれるのですが、探した限りでは無いようです。今後出てくることに期待です。
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