BuffaloIIのSCKにはBCLKと同期した90.3168MHz/98.304MHzを入れるため、CS2000 + CDCE913 の構成でHDMI(LVDS)で 22.5792MHz/24.576MHzクロックをとばし、CS2000でジッタクリーニングしてCDCE913で90.3168MHz/98.304MHzに逓倍してES9018のSCKに突っ込む予定でしたが、CXOをNZ2520SD 22.5792MHz/24.576MHzからSi590系にすることにしたので、90.3168MHz/98.304MHzが選べるようになり、90.3168MHz/98.304MHzを
HDMI(LVDS) でとばしてジッタクリーナーできれいにするほうが、簡単でもしかするとこちらのほうが特性良いような気がします。
ということで、ジッタクリーナーとして、Silicon Laboratories Si5317を使うように変更します。
お気楽さんがジッタクリーナー基板で使われているので、いろいろと参考になりそうです。
また、On Age Audioさんの試験では、CS2300よりSi5317の方が特性が良い結果が取れています。にしてもジッタクリーナなしのCaprice(ES9018)のほうが良い結果なのでES9018に適用についてはどうなることやらですが..
元の案の方が、HDMI(LVDS)伝送区間のクロック周波数が1/4は低くできるところは有利ですが、BuffaloII側のチップ構成が、LVDSレシーバー⇒CS2000⇒CDCE913⇒ES9108と経由チップ点数が多くなり、CS2000とCDCE913の制御をI2Cでしてあげなければなりませんが、新案では、Si5317(LVDS受信可)⇒ES9018のみになり、制御はモードピン設定。90.3168MHz/98.304MHzの切り替えにより周波数レンジの指定を曲毎に制御して上げる必要があります。これについてはHDMIのCECピンが余っているのでこの線を利用してMatrixSW側から制御する予定です。
ちなみに、Si5317の水晶は、AN591 CRYSTAL SELECTION FOR THE Si5315, Si5317 ...によれば、114.285 MHzのクリスタルが最も良いようで、逆に良くないのは、出力周波数と整数比の周波数のクリスタル(例:出力周波数 98.304MHz時に24.576MHzのクリスタル)とのことのようです。
ES9018のSCKとBCKもこのケースに該当するかも知れないと最初は思っていて、SCKにBCKに同期したクロックをつっこむことは全く考えていなかったのですが、仕組みは全く異なるようで、SCKとBCKが同期関係にあれば、Lowestでも安定して動作できるとわかり、今では同期させる構成ですすめています。
また、AN591にはリファレンスクロックが切れた時、Holdover動作として周波数を維持するには、TCXO、OCXOをクリスタル入力に適用するのが良いとありますが、これはリファレンスが切れない限り関係無いのでクリスタル入力にTCXO,OCXOを使うことを考える必要性は全くないはずです。
ただし、基準CXOのSi590について、TCXOやOCXOに変更することによる効果は、考えられると思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿