前回実施したPC(Windows7 64bit)では、開発ツールを更新してもやはりNG。どこか設定がおかしくなってしまったようです。
そこで別のPC(Windows7 32bit)に開発ツールをインストールして再確認。USBドライバも入っていなかったので、CEntrance Audio Driverをインストールし、XTAG-2に接続。前回と同じ手順で今度はダウンロード出来ました。
XMOSのi2s出力をBufflaloIIに接続。(コネクタはないですが、スルーホールは設けてあるので、簡単に引き出せます)
HQ Player Desktop (Win7) => XMOS => BuffaloIIで再生
ロジアナで確認すると、SCLKの周波数は正しく2.8224MHzであり、I2S時はLRCLK、SDATAに相当するL/R各Chのデータも出ており、DSDモードで再生しようとしているようには見えます。
しかし、L/R各Chのデータの"1"あるいは"0"パターンの連続が5クロック以上というパターンが頻出しています。これは、こちらのパターンでLockが外れる原因と考えられます。
ノーマライズを掛けると、連続データがなくなるということなので、AudioGateでノーマライズをかけてみましたが、改善せず。再生するソースもいくつか試してみましたが同じでした。
ふとHQPlayer Desktop ASIOではなく、HQPlayer Desktopのほうはどうかやってみると、こちらは音が出ました。HQPlayer Desktop ASIOの方が合っていそうなものですが、ASIOの方だとどうもデータが変換されてしまうようです。
音は出るものの、おかしな音で鳴っています。I2Sのデータ伝送でエラーが出ているのかと配線を短くしてみましたが、全く症状は改善せず、配線をさわっても改善する気配がありません。
伝送エラーではない、何か別の問題がありそうです。
さて、現状のセッティングについて忘備録として
CEntrance Audio Driver Setting -176400HzにLock
HQ Player Desktop 2822400Hzで再生している
・HQ Player Desktop Settings Tab
スピーカー(CEntrance USB Audioを選択)
Sample rate(/Limit) 176400 (他は未確認)
DAC bits 24(Defaultでも) 少なくとも32にするとNG
Filter/Dithers 試した限りはどれでもOK
HQ Player Desktop Settings Tab -スピーカー(CEntrance USB Audioを選択)
・HQ Player Desktop DSDIFF/DSF Settings Tab
Direct playback type 0xAA maker(dcS spec) 他は試していないがdCSモードでは当然これのはず
その他はどれでも問題なし
HQ Player Desktop DSDIFF/DSF Settings Tab
HQ Player Desktop (Win7) => XMOS DSD再生中の波形
HQ Player Desktop ASIOでは、"0"パターン、"!"パターンの5連続以上が結構見られましたが、HQ Player Desktopでは、パッと見はありません。
サンプルレートは44.1KHzでやってみてはどうでしょうか?
返信削除たしかどこかのデモは44.1KHzだったような。
takoyaki さん
返信削除試してみましたが、サンプルレートは44.1KHzでは、PCMに変換されて出力されていました。
DSDは、2.822400Mbit/sのデータ量があるので、PCMでは88.2kHz×32bitに相当します。
dCS方式は、AES/SPDIF/ADATなどでの通常のPCM伝送規格が上限24bitまでなので、これを回避するため下位16bitのみを使用し、代わりにレートを倍にして、176.4kHz×16bitで伝送していますので、44.1kHzでは、帯域が全く足りないことになります。
「PCで音楽」さんのところでは44.1KHz設定で成功しているようです。
削除詳細が紹介されてますので、ご参照いただいたほうが。
「PCで音楽」さんの記事 http://asoyaji.blogspot.com/2012/02/hqplayer-dsd.html のコメントにも書きましたが、44.1kHzでは帯域が明らかに不足しています。(Hiyohiyoさんも下にコメントくれています。)
削除44.1kHz PCMに変換されて出力されていることは、ロジアナ波形でも確認済みです。
なるほどー。まだXMOSの箱を開けてないので試せないですorz。
削除ちなみにHQPlayerのページには、Mytekとつなぐ場合は非ASIOモードで動かすようにって書いてありますね。
・Start HQPlayer (in non-ASIO mode on Windows)
少なくともDSD64自体が96kHz/24bitで少し足りないくらいの帯域(ビットレート)なので、CDレベルの帯域では全然不足。
返信削除96kHz/24bitを超える44.1kHz系列ってことで、176.4kHz/16bitが選択されていて
それだけだとPCM/DSDの区別がつかないので8bit分追加してDSDの自動認識をするようにしてて、
結局176.4kHz/24bitのPCMとして送ってると…
Bunpeiです。
返信削除Buffalo II, Buffalo IIIに、SDTransを接続し、DSD64, DSD128を聴いています。ただしMCLKは同期でSDTransから90MHz代のものを供給しています。その経験によれば、DSDをES9018で安定して再生するには、
1. OSF=ON
2. SPDIF_Autodetect = OFF
で、しかもBuffalo IIIの場合は必ずD1にDSDのどちかのチャンネルを入れなければなりません。
Buffalo IIの場合は組み込みのMCUのファームウェアでは2.の設定になっていないので、自分で外部から設定してやる必要があります。
exaU2や、SACDプレイヤーからの抜き出しでは、BufflaloIIデフォルト値できれいに再生できていたので、BufflaloIIの設定値が原因というわけではないと想定しています。
削除とりあえず、別のPCでも同じか見てみようかと考えています。
Bunpeiです。
返信削除kouさんは、Buffalo IIの元からの発振器でお使いですか?その場合は何MHzですか?また、ファームウェアは新しいものが載っていますか?それとも古いですか?音は小さくなりますが、MCUを外してやってみたらどうでしょう? DPLLのBandwidth条件がそれで変わり、再生結果がかわるかもしれません。
ところで、SDTrans+Buffalo IIIでDSD256の再生にトライしてうまく行きました。といっても、オリジナルの録音ではなく、PCM176.4kHz/24bitからAudiogateで変換して作ったものです。にもかかわらず、おそらくプラセボ効果ではなく、もとのPCMよりDSD256のほうが音が良くなっているように感じます。しかし、ファイルサイズは、2.数倍くらいになりました。3分の曲でPCMなら190MBのところが500MB!
BuffaloIIはデフォルトのまま、たしか80MHzの発振器だったと思います。
削除DSD再生の場合のMCLKの周波数は、100MHz >MCLK > Fs×3 (Fs=2.8224MHz)なので、8.4672MHz以上であれば良いはずですよね?
ファームも古いままです。音は小さくはなっていないと思います。音は変ですが、変な状態で安定して鳴っています。LOCK LEDも綺麗に点灯しています。
まだ時間がかかりますが、今MCLKとSCLKを同期させる改造を計画中なのでそれができたら、同期状態でMCLK 90.3168MHzで試してみるつもりです。