2011年10月7日金曜日

dCS方式DSDネイティブ出力の既存DDCからの信号取り出し

dCS方式DSDネイティブ出力HQ Playerなどのプレイヤーソフトが対応してもDDC/DACが対応した製品でなければDSDネイティブ出力を利用することは基本的にはできないと思います。


 しかし、既存のDDCでも、I2SやSPDIFにDSDデータは乗って出てくるはずなので、そのデータを抜き出してDSD対応のDACチップにインタフェースを合わせて入れてやればDSDネイティブ再生はできるはずです。


 私の持っているものですと、XMOS USB Audio 2.0 Reference Design、 USB-DAC/DDC MUSILAND Monitor 03 US であれば176.4kHz再生に対応しているのでDSDネイティブ出力を取り出せる可能性が高いと思われます。


 また、最近出てきたUSBridgeや、定盤?のM2TECH hiFace EvoなどもDSDネイティブ出力を取り出せる可能性が高い機種だと思います。この2機種はI2Sコネクタが付いているので取り出し易い機種でもあります。
 
 USBridgeですが、ASIOドライバも用意されており、USB Audio Class 2.0対応も WindowsXP/Vista/7 32/64bit Mac OS X 10.5.7 or later のいずれでも対応しているようなので使い良さそうで、価格も¥2万を切っており、hiFace Evoよりお得感があります。


  USBridge

さて、私がDSDネイティブ出力を取り出すとしたらどうするかですが、XMOSもMonitor 03 USもSPDIF(TOS)は付いていることもあるので、I2Sではなく、TOSでFPGA基板に接続しFPGAでDSDデータをDACのDSD入力フォーマットに変換する方法をとると思います。
 まずは、今作成中のポータブルシステムに、この機能を実装することにしようかと思います。

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