2011年3月16日水曜日

M2TECH YOUNG の384kHz/32bit実現方法

 MJ4月号にM2TECH YOUNGの記事が載っており、DACチップはTI(バーブラウン) PCM1795で、PCM1795の内臓デジタルフィルタをバイパスすると768kHzまでの信号入力が可能になり、FPGAにオーバーサンプリングフィルタを実装する構成をとっているとあります。
現行機種で、384kHz/32bitに対応しているDACは知る限りでは、これとMSBテクノロジー社Platinum DAC IVとCaprice-I2S(多分)だけではないかと思います。仕様的には最先端となり、ES9018以外でも384kHz/32bitに対応できるDACチップがあることを知りました。


M2TECH YOUNG

TIのDACチップにはPCM1792Aを始めいくつか種類がありますが、PCM179*,DSD179*系列は、advanced segment DAC方式の同じような仕様のDACチップでPCM1795のみ32bit対応ということのようです。

FPGAでオーバーサンプリングフィルタを実装する構成というのは、できれば挑戦してみたい気もあり、またTIのDACは定評があり採用事例も多いことですし、今後も注視していきたいと思います。

2 件のコメント:

  1. Youngの場合はPCM1795をNOSモードで使うわけですね。
    一方、ES9018で352.8kHz/32bit,384kHz/32bitが可能といっているのは、NOSモードではなくてOSモードでの使用が前提となっています。だから内部ではおそらくその4倍オーバーサンプリングになっていると思われます。
    ES9018をNOSで使う場合は最高1.536MHzまでのサンプリング周波数のI2S入力が可能です。

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  2.  性能的には、やはりES9018の方が上を行っているようですね。
     手が回っていないので、実際取組むかは怪しいですが、ES9018以外のDACチップということで、作ってみたいところではあります。

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