2012年3月26日月曜日

ポータブルDAP+DAC 5_CLKボード組立

クロックボードのハンダ付けが大体完了しました。
リフローを考えていましたが、DesignSparkからCratt ROBOへのデータ受け渡し方法が不明のためあきらめて手付けにしてしまいました。


 DXFファイルの出力はできるのですが、ROBO Masteで開いても何も表示されないですし、Eagle時の出力ファイルと内容が明らかに異なります。
 リフローを考える場合、Eagleに戻らないとダメなのか???


Clockボード 表側

Clockボード 裏側

 とりあえず、CDCE913のモード設定をI2Cで行わないと使えないので、Arduinoから書き込み方法と、設定値、設定手順を調べて書き込みを進めます。

dCS方式DSDネイティブ再生 ようやく成功

ようやくdCS方式でDSDネイティブ再生に成功しました。PCで音楽さんの記事やTwitterでのアドバイスをいただき1パターンだけですがノイズなしで再生出来ました。

結論からいって、まずノイズの原因はUSBドライバだったようです。
CEntranceユニバーサル·ドライバーを使用していましたが、USB Audio 2.0 Ref Designで紹介されているもう一つのUSBドライバ Ploytecの方をインストール。ただし左記のリンク先からたどるダウンロードのページではなく、XMOSサイトのThesycon USBオーディオ2.0 Windowsの評価版ドライバのページにあるドライバをインストールしないとダメでした。

Foobar2000での再生は、まだうまくいっていません。foo_dsd_asioでThesycon のドライバは指定できているのですが、再生してもサンプリング周波数は44.1kHzになってしまいます。

とりあえずfoo_dsd_asioでの再生はあきらめて、AudioGateでDSDtoPCM encapsulate Toolで変換したファイルを再生してみました。こちらはうまく再生できました。
また、foobar2000でもこちらはうまく再生できました。

検証として別のPCでドライバのみCEntranceユニバーサル·ドライバーに変え、再生ファイル、AudioGate設定等は同じにして再生してみましたが、やはり以前と同じノイズが出ました。ノイズの原因はCEntranceがビットパーフェクトではないということで間違いなさそうです。


 Thesycon USB Audio 2.0 Windows Evaluation Driver Device0 Tab

  Thesycon USB Audio 2.0 Windows Evaluation Driver Clock source Tab

  Thesycon USB Audio 2.0 Windows Evaluation Driver Stream Format Tab

  AudioGate 環境設定Tab

  AudioGate  再生中
176.4kHz 24bitで再生になっていて、レベルメータが-24dBで固定されて動かない

とりあえずうまくいったので、以前途中であきらめていた、RME Raydat=>FPGA=>BuffaloII構成、つまりPCとは電気的に分離する構成でのDSD再生が出来ることを目指そうと思います。


2012年3月21日水曜日

ぺるけ式FET差動バランス型ヘッドホンアンプ_モバイル版12

動作確認をようやく始めました。
最初、音が全く出ず、電源を落とすとコンデンサに蓄えられた電荷で何故か鳴るという状態。
何がなんだかわからない状態で、各所の電圧を測り以前作成したCQ出版附属基板を利用したFET差動バランス型ヘッドフォンアンプと比較して、FETのGateとDrainがテレコなことを発見。
今回はライブラリ登録を慎重にしたのですが、テレコに...

DesignSparkのライブラリ登録は間違えていないはずなのですが、レイアウトに呼び出さているシンボルはたしかにテレコに!!! なんでだろ???

しかたなく、FETの足を調整して取り付け直したら、音が出るようになりました。

ぺるけ式FET差動バランス型ヘッドホンアンプ

 しかし、まだ過放電防止の方がうまく動作しません。
 電源SW ONしただけでは電源が入らず、ショートSWを押すと電源が入るところは期待通りですが、一旦電源が立ち上がった後、電圧を下げても一向にOFFになりません。半固定ボリュームを最小から最大どちらに変えても変化ありません。なんでだろ?

 現状は、とりあえず過放電防止をパスして実装してある状態です。

2012年3月19日月曜日

DSDファイルをdCS方式Waveファイル化するツール

Music TO GO!さんの記事で、DSDファイルをdCS方式Waveファイル化するツールDSDtoPCM encapsulate Tool”が紹介されています。言われてみれば当たり前ですが、これなら再生アプリを選ばないので再生環境の選択肢が増えそうです。
さすがにDAWとかはまずいと思いますし、Foobar2000でも、DSPによってはデータが変換されるので、注意が必要です。
とにかく24bit@175.kHzでビットパーフェクトで再生してくれるプレイヤーソフトが必須になるはずです。

とりえあず、ファイルをダウンロードして変換してみました。


DOSコマンドプロンプト上で、下記を実行すれば変換が始まります。


java -jar DSDtoPCMencapsulate.jar <input-file>

少なくとも現状ではDSDIFFのみで、176.4k/24 WAVファイルに変換されます。ファイル容量は元の1.5倍になっています。
 他のフォーマットのファイルでは、0バイトのwaveファイルが生成され、エラーメッセージが出てきます。


2012年3月18日日曜日

QLS-QA350 I2S引き出し

QLS-QA350のI2S信号の引き出し確認をしてみました。
パターンを調べると下図のようになっているようです。
当初dsPIC33FJ12からは、2系統別々にI2S信号が出ているのではと予想していましたが、1系統しか出しておらず、I2S信号の出力ピンと想定していたピンとは別のピンから出ていました。
33ΩのダンピングがCS8406 とWM8740へのルートへ個別に入っています。BCLKに関しては何故か77pinと78pinに導通があります。これについては調べていません。

下図のようにCS8406へのダンピングの出力側からジャンパーで引き出し、CS8406へのパターンはダンピング近傍でカットするのが良さそうです。
これでSPDIFは使えなくなりますが、HAP出力は活かせたままになり、波形の歪が最も軽い引出し方法になると思います。




 I2S信号の回路構成
R34-37はモジュール抵抗で対応は不明


 ジャンパーで引出し、BuffaloIIと接続して音出しの確認をしてみました。
 カットはまだしていません。
 音が出ることは確認できました。I2Sの信号は以前調査したQA550と同じはずなので波形採取はしていませんが、LJ,RJではない、いわゆるI2Sフォーマットです。

I2S信号引出し(基板表面) 
紺:GND(C7のGND設置側) 黄:BCLK(R6出力側) 橙:DATA(R7出力側)

I2S信号引出し(基板裏面)
 紫:LRCLK (R31出力側)  
左上のU14がWM8740でその右にR34-37の33Ωダンピング抵抗、右下のU10がCS8406


BuffaloIIへ接続して確認

2012年3月17日土曜日

ポータブルDAP+DAC 4_CLKボード到着

クロックボードが到着しました。
今度は結構速く配送されました。

 Clock  + ISO ボード



こんな感じでBuffaloIIに載せます。

 BuffaloII+Clockボード

2012年3月14日水曜日

zionote JAVS X-DDC

I2S出力端子付き、ASIO2.2ドライバのDDC zionote JAVS X-DDCが3/31に発売、3/21から先行販売されるようです。

ASIO2.2対応とはいえ、DSDに対応しているわけではないようですが、もしかすると将来的にサポートする可能性もあるかもしれません。

HDMIコネクタでI2Sをサポートしていますが、仕様は開示されていないようです。まあロジアナで見ればわかるはずです。
XMOS内蔵、Win7 64bit ,MACにも対応、88.2kHz、176.4kHz対応(結構してないのがある)、光SPDIFも176.4kHz、192kHz対応(のはず)しているところなどは押さえてくれています。

DIGITAL CAPTUREという、再生ソースのデータをそのままビットマッチングで録音が可能という機能がついています。詳細がよくわかりませんが、出力しているデータをキャプチャできるのであれば、解析に役立つかもしれません。

XMOS USB Audio 2.0 Reference Design や、MUSILAND Monitor 03 USとかぶるので、あえて買う必要があるのか微妙ですが、購入前提で検討してみようかと...

JAVS X-DDC

仕様

Digital In : USB x1  USB3.0(製品はUSB 2.0で動作?)

Digital Out : OPTICAL x1, COAXIAL x1, I2S(HDMI) x1
USB Controller : X-MOS
USB Audio Class 2.0
Bit Depth : 16/24Bit
Sampling Frequency : 32/44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz

Master clock : Super low jitter 2 external clocks
Clock : TCXO(1PPM) 22.5792/24.576MHz

Demension(mm) : W/105 x H/95 x D/27
Weight :0.2kg
Windows(オリジナルドライバー)
(32Bit) 7, Vista(SP2), XP(SP3)
(64Bit) 7, Vista(SP2), XP(SP3)
Mac(Core Audio、USB Audio Class 2.0動作)OS X 10.6以上

2012年3月11日日曜日

QLS_QA350 分解

QLS_QA350 がようやく届きましたので、早速分解してみました。


QLS QA350 とバッテリーチャージャー


QLS QA350 と QA550 
ほぼ同じサイズだが少しずつ異なる

QLS QA350 裏側

QLS QA350 ヘッドフォン、SPDIF出力側パネル

QLS QA350 電源、SDカードスロット側パネル

QLS QA350  基板表面

QLS QA350  基板表裏面

QLS QA350 ヘッドフォンアンプ基板V2
オペアンプ:Analog Device社 AD8656 もうひとつのICは表面が汚れていて品名不明


QLS QA350 LCDの下
Microchip dsPIC33FJ12
High-Performance, 16-Bit Digital S8ignal Controllers


 dsPIC33FJ12 CS8406、CXOはQA550と共通です。基本的にはQA550にヘッドホンアンプを追加し、内蔵バッテリー化したモデルと思われます。

 クロックは、DAC側から供給し、I2Sを取り出す予定ですが、dsPIC33FJ12から引き出すことで考えています。この石、I2Sが2系統分あり、CS8406とwm8740に個別に出しているのではないかと予想していますが、1系統で両チップに分配している可能性も考えられます。
 外に引き出すとなると、なるべく11:1で引き出したいところです。
 そのうち調査して引き出し方を決めたいと思います。

 クロックは、載っているCXOを撤去して外部からのクロックを入れるつもりです。
 だたできれば、単独でヘッドホン出力を使うモードも残しておきたいので、内蔵CXOと外部入力を切り替えられるようにすることも考えています。



CIRRUS LOGIC  CS8406  192 kHz Digital Audio Interface Transmitter

Wolfson WM8740 192 kHz24bit DAC

2012年3月9日金曜日

Voyage MPD Starter Kit

 Voyage MPDではXMOS DSD再生ができているとの情報もあり、以前からモバイル用にならないかと考えていたVoyage MPD。Linuxには手をつけたことがないので躊躇していましたが、この際なので使ってみようかと思いVoyage MPD Starter Kitを購入してみました。

選択したのは、Voyage MPD Wireless Kit (Voyage MPD + ALIX3D2 + 4GB CF + Wireless 11b/g)
iPhoneからコントロールもできるようなので、Wireless付きにしてみました。

電源は、7V to 20Vなので、14.8V Lipo4セルあたりを想定。

  Voyage MPD Starter Kit


できれば、Raspberry Piあたりで動作してくれると良いのですが...
モデルA $25, B $35 と安価で名刺サイズと小さく、電源が5Vで良いところが魅力です。
RSコンポーネントで取り扱い開始するようです。モデルAは扱わないのかな?



2012年3月8日木曜日

Foobar200 dCS方式DSDネイティブ再生_Win7でも一応再生

Windows7マシンではfoo_dsd_asioが選択メニューに現れずそこから先に進めない状況でしたが、なんのことはなく、コマンドプロンプトを管理者 特権 で実行することができていないだけでした。
 
 通常ログインでもAdministrator権限で入っているので、管理者特権でコマンドプロンプトを起動できているものと思っていましたが、どうもコマンドプロンプトは、指定しないと管理者 特権 にならないようで....






管理者特権でのコマンドプロンプト実行方法



  Windows7 コマンドプロンプト 管理者として実行



regsvr32 foo_dsd_asio.dll実行

 結局、管理者特権でコマンドプロンプト起動状態で、regsvr32コマンドを実行すれば、foo_dsd_asioがasio vertual Deviceに現れ設定出来る状態になりました。管理者特権にしない状態でも、上記の成功しましたメッセージがでるためまぎらわしいです。


 Windows7 64bitで選択するdllは、foo_dsd_asio_x64.dllではなく、foo_dsd_asio.dllの方のようです。foo_dsd_asio_x64.dllを登録してもasio vertual Deviceには現れませんでした。

 また、foo_out_asio.dllのバージョンについては、最新の2.1.1は入れいるとフリーズ、1.2.5はasio vertual Deviceに現れましたが、editボタンが現れず結果として出力機器が選択できず、1.2.7でようやくeditボタンが現れ出力機器を選択できるようになりました。

 登録はできたものの、Windows7 64bitマシンのほうは、再生してもノイズがでるだけ。そのうち何か壊れたようで再生せできなくなってしましました。
 
 Windows7 32bitマシンに切り替えて同様に実行すると、こちらは音がでましたが、ひどい状態です。同じマシンでHQ Playerで再生した場合は、歪はありますがFoobar再生に比べれば全然まともです。

 一歩前進しましたが、まだまだ先は前途多難なようです。
 

2012年3月5日月曜日

ぺるけ式FET差動バランス型ヘッドホンアンプ_モバイル版11(再設計基盤完成)

再設計でfusion PCBに出した基板がようやく先週末に受け取ることが出来、先程部品搭載まで終わりました。
 どうもFusionPCBからはそれほど遅滞なく出荷されたのですが、旧正月中香港の物流が止まっていたようで、その影響をモロに受けました。1月28日オーダで2月9日に出荷したようですが、配送は2月末近くまでかかっています。


 今度は、スルーホールが小さ過ぎでダイオードが入らなかったりすることは解消されています。
ちょっとパターン間のクリアランスが微妙なところがありますが....
 あと、電源端子などにラグ端子取付台を用意してみましたが、取り付けホール径がまったく足りていませんでした。直接配線半田づけするしかなさそうです。


 抵抗の並べ方を変えたので、横に寝かしたコンデンサとトランジスタの間が狭く、トランジスタを斜めに倒した状態にしてなんとか2段重ねられるようになっています。


 ぺるけ式FET差動バランス型ヘッドホンアンプ_モバイル版 再設計基板

過放電防止が載っている方のTR/コンデンサ実装面
過放電防止が載っている方の抵抗実装面



 重ねた状態

2012年3月3日土曜日

Foobar200 dCS方式DSDネイティブ再生_ノイズがあるが再生

 いろいろ試しましてようやく音が出るようにはなりました。
 結局、Windows7マシンではfoo_dsd_asioが選択メニューに現れずそこから先に進めていません。試しにXPマシンで試行してみると音が出るところまでは出来ました。
 ただし、HQPlayerでの再生と同じ歪が発生しています。


 Windows7で必ずこのような状態になるかというと、foo_dsd_asioが選択メニューに現れることを一度確認された実績はあるようですので何ともです...
 もう少し安定するまで静観したほうがよさそうですね。


 XPで試行した時の状況


Installed components

ASIO Virtual Devices

Preference Output

 Preference SACD


 DSD再生中