2012年9月21日金曜日

Connor-Winfield DOC Series OCXO

OCXOのデバイスを、OCO500-18からConnor-Winfield DOC020V-010.0Mか20.0Mに変更しようと思います。
Connor-Winfield DOC Series OCXO
 

 OCO500-18は、5V電源であり5V系の電源が必要で、そのもの自体もDOCに比較すればですが大きく、5V=>3.3V変換も必要となるなど、実装面積が必要なことと、Warm-up時消費電力3.0Wとあり、DC-DCを3W品から6W品にアップしなければならないなどで、レイアウトしてみると実装的に余裕がなくなってきてどうしようかと思っていたところ、rtm_iinoさんから紹介があり、価格も意外と安いので変更することにしました。周波数も低いほうが安心ですし。

 また、前から目をつけていますがまだ発売前のNDKの小型OCXOとも、大きさが似ており載せ替えられる可能性も高そうです。NDKのほうは600mW、Connor-Winfield DOCは1.1Wなので消費電力を考えるとNDKのほうが良いのですがなにせ未だ入手出来ません。

NDK 超小型(1cc)OCXO

ちなみにOCXOより精度の良いルビジウムやGPSリファレンスのタイミングモジュールもありますが、これらも結局PLLで所望の発振周波数を得ており VCOCXO が直接のクロックソースであったりします
 通信の世界では周波数精度が重要であることが多いですが、オーディオ的には10ppm未満の周波数精度は余り重要ではありません。ルビジウムやGPSリファレンスタイミングものもは、この周波数精度を得るためのものであり、オーディオ的にはあまり効果がないのではと推測しています。
 OCXOもそういう意味では同じかもしれませんが、CXOは電圧や温度で発振周波数がかなり変わります。これがどう影響するかによっては意味があるかもと思っています。

6 件のコメント:

  1. kou 様

    OH-300シリーズの資料にはRe Stabilization Timeが出ているのですが他のOCXOにはそれが書いていません。
    http://www.conwin.com/datasheets/cx/cx210.pdf
    それに位相ノイズの表記方法もOH300シリーズでは1pSになっています。

    NDKの1ccOCXOは600mWというのが魅力的ですね。

    0.1ppmでもかまわないならこちらのTCXOもありますね。
    http://www.ndk.com/jp/news/2011/1189462_1440.html

    残る課題は入手性です。


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  2. rtm_iino さん

     Re Stabilization Timeは周波数精度が規定内に安定するのに最大かかる時間だと思われますが、周波数精度はあまり関係ないので気にしない事にします。
     
     >それに位相ノイズの表記方法もOH300シリーズでは1pSになっています。
     1psはFhase jitterですよね?どちらも1psですが、帯域がDOC(BW: 12 KHz to Fo/2)OH-300(BW: 10 Hz to Fo/2)でOH-300の方が優秀のようです。
     また迷ってしまいます。

     バッテリー駆動の予定なので消費電力は低い方が良いので優先順位は高いです。

     TCXOで十分な可能性大ですが、現状では何も分かっていないので先ずは現行方針のままOCXOで行ってみます。
     

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  3. kou 様

    発振器は比較すれば良くなったと思うのですが聞いていて駄目というレベルは200ppmくらいじゃないでしょうか?
    DACでもCDPでも原価計算するとOCXO使えるクラスは限られてきます。

    今 Si5338/5356の基板を配線中ですが両面で作りたくない密度です。 全部の出力ピンを配線していますが4種1chずつで十分なら片側配線止めてしまおうかと思っています。

    そちらはDesign Spark PCBを使っておられるのでしたね。
    EagleやDesign SparkでもUltra LibrarianのBXLファイルが使えるようですね。
    http://www.accelerated-designs.com/%28S%28ep2psh21haycaj55cthfdf45%29%29/Home.aspx

    今日はADP151デュアルの基板を設計しましたがアナデバのサイトからBXLデータをダウンロードしました。
    元々がCadenceのAllegro用だったようでメカニカル層やシルクに変な物がいっぱいできましたが、回路図シンボルもセットなので手間は省けます。

    電池で使うならCrystekのCCHD-957あたりが良いのではないでしょうか?
    多分性能的には十分だと思います。


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    1. rtm_iino さん

      周波数精度は100ppmでも十分だと思いますが、ジッタ系の特性がどう影響するのかだと思います。
      ルビジウムの方が良いとかGPSの方が良いという意見がある要因が一体何なのか...周波数精度ではないと思っています。

      http://www.accelerated-designs.com/%28S%28ep2psh21haycaj55cthfdf45%29%29/Home.aspx
      が開けません。
       
      CCHD-957もOCXOも載せて比較できるようにしたいと思います。有意差なければCCHD-957を常用、OCXOは電源OFFで使えばよいかと。

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  4. kou 様

    リンクが開かないならUltra Librarianで検索するかアナデバのサイトで評価キット、シンボル&フットプリントのダウンロードリンクからソフトを落として下さい。

    クリスタルは機械振動なので外部からの振動を遮断して温度を一定に保てれば周波数は安定します。
    電源トランスのような低周波振動する物とは同居させない事です。

    全て電源に繋がるので電圧安定度が良くてローノイズなレギュレーターがベースだと思います。
    温度系数1ppmで1-10Hzが1μV、誤差0.1%以下のリファレンス使えばTPS7A4700よりは良い電源作れます。
    AC雑音だけならプリアンプ入れて音源ユニットで録音すれば相対的な比較はできますが
    24ビットデータで3.3VのVREFだと1ビットが0.2μV以下になり実質今のレギュレーターでは20ビットの音が聞けているのかどうかさえ怪しいです。








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  5. Si5338の基板のマイクロストリップでインピーダンス計算してみたら0.25mmのライン幅で配線しているのでシングルエンドでは0.6mm厚でも100Ωを越えてしまいます。
    配線長が数ミリ程度で同軸に繋ぐので実害はないですが両面基板で設計するなら差動の方が良いでしょう。

    CCHD-957は今日測定してデータ取ります。

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