TASCAMからDSD対応新製品! PCM192kHz/DSD5.6MHzのハイサンプリングステレオ録音対応マスターレコーダーDA-3000が発表され8月下旬から発売開始するようです。
TASCAM DA3000
レコーダー部はPCM192kHz、 DSD2.8/5.6MHzによる録音に対応。記録メディアはSDHCカードおよびCFカードを採用し、HDDは内蔵せず、またUSBなどのPCとのインタフェースは持ちません。
HDDのような回転体を内蔵せず、USB接続によるPCからのノイズ流入経路がないことは音質的には有利になるので利便性は損なわれますが、かえって良いと思います。
入出力端子アナログはRCA/XLR、PCMデジタルはRCA COAXIALとXLR AES/EBU、DSDデジタル接続も可能で、BNC SDIF-3入出力端子を装備しています。
デジタル回路とアナログ回路用に別々の巻き線を持つEIコアトランス採用、出力側オーディオ回路は高品位なモノ回路を2系統搭載するデュアルモノーラル構成、オーディオ回路全段においてバランス構成、精度1ppmを誇るTCXO(温度補償型水晶発振器)を搭載など高品位なオーディオ回路に装備しAD/DAコンバーターとしての配慮もされているようです。
Digtal INをクロックマスターにできるようなので、MatrixSWをマスターとして運用できるはずで、これは私にとって大きなポイントになります。
またオシレーター搭載(440Hz、1kHz、10kHz)しており、特性を見るときには便利そうです。
ティアックでは、DS-D98でDSDレコーダーを発売していますが、価格帯が下がりDSD5.6MHzに対応する等の点で進化しています。
そしてなんといってもKORG MR-2000Sにはない、BNC DSDデジタル入出力端子(対応フォーマットSDIF-3/DSD-raw)を装備しているので、MatrixSWに接続してDSDプレイヤーあるいはレコーダーとして使用することが可能になる点が大きなポイントです。
そのためにはMatrixSW側にSDIF-3のインタフェースを作らないとなりませんが、場合によってはSCD-XE600に取り付けたADAT送受信回路をDA3000に取り付ける方がすでに回路があるので近道となり、アイソレーション上も良いのでADAT送受信回路への改造のほうが良いかもと考えています。
DA-3000ブロック図
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