2011年6月13日月曜日

タイムドメイン試聴会

 AVACで行われたECLIPSEタイムドメインマルチチャネル試聴会に行ってきました。

雨模様の天気もあり参加者は寂しい状態でしたが、ECLIPSEタイムドメインの開発者の小脇さんが、タイムドメイン理論と実現方法の概要を分かりやすく解説。ECLIPSEタイムドメインスピーカに賛同するアーティストやエンジニアの紹介を交え関連する楽曲をTD712を使用して聴かせてくれました。前半は2ch、後半はマルチチャネルが中心。

要点としては、
・一般的なスピーカーは箱の鳴りがかなり多大にのっていてこれらが忠実な波形再生を阻害している。
・周波数特性の測定では、箱の鳴りなどによる波形のひずみは現れない。
・波形のひずみを測定するにはインパルス波形の応答を見るとわかる。インパルス波形の周波数特性は、全周波数領域にわたってフラットである。
・音の特徴を決める要素はアタックに多く含まれるため、原音のより忠実な再生には非常に重要。演奏者はアタック部が変質しているスピーカでは演奏しにくいため、忠実度の高いタイムドメインを好む人が多い。

といったところだったと思います。

他のスピーカや楽器生演奏との比較試聴をしたわけではないので、どれくらい一般的なスピーカと異なるのかはよくわかりませんでした。
現在目指しているデジタルチャネルデバイダシステムとは、フルレンジとなるため方向性が完全に異なりますし、周波数特性の面ではかならずしも良好なわけではなさそうですが、原音に忠実な再生は基本として押さえておくべきところだと思いますので、Yoshi9等も含め、注目していきたいと思います。
Eclpseならば、TD510かTD508IIあたりをとりえず候補で考えています。


 TD510

0 件のコメント:

コメントを投稿