2011年10月29日土曜日

exaU2IによるDSD再生と352.8kHz再生

exaU2IによるDSD再生と352.8kHz再生を確認して見ました。最初DSD再生はノイズだけになってしまいこれは難航するかもと思いましたが、比較的すんなり再生できました。

DSD再生はLRCKは使用しないで、PCM時の2系統(L/R2組)のDataラインとDCKを使用しますが普通にPCM再生構成にしていたためでした。
 DSD再生サポート前のドキュメントのため、exaU2I DIY Guideには、書かれていないようですが、exadevicesblogには書かれています。

 つまりPCMとDSDの再生で接続を変えないとだめということになります。既存の回路で実現しているため、こうするしかないのでしょう。
 最終的にはFPGA経由させるつもりなので物理的に切り替える必要ななくなりますが、切り替え論理を入れる必要がありますし、dCS方式は1本のラインにL/R多重されていますので、両方サポートするとなるとモードを増やす必要があります。

exaU2I  ⇒ BuffaloII DSD再生中


 DSD5.6MHzと2.4MHzのソースは、これ。

DSD5.6MHzと2.8MHzサンプリングデータソース

ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 作品69 「田園」・「エグモント」序曲 作品84



 DSDの再生は、オリジナルのプレイヤーソフトexaSound loTech DIFF Playerのみでしか再生できないようです。しかし、PCM32bitのしくみを利用しているだけなので、その他のプレイヤーでも対応する作り込みを行えば再生できるようになると思います。まあ対応してくれるプレイヤーがでてくる可能性は低くそうですが....

 DSD 2.8MHz再生は、PCMの44.1kHz動作モードを2系統(L/R2組)でDACへ転送して実現しています。



DSD 2.8MHz再生中の exaU2I Dashboard(左)   LED表示(右)


 DSD 2.8MHz再生中のexaSound loTech DIFF Player



 同じようにDSD 5.6MHz再生は、PCMの88.2kHz動作モードを2系統(L/R2組)でDACへ転送して実現しています。


DSD 5.6MHz再生中の exaU2I Dashboard(左)   LED表示(右)



 DSD 5.6MHz再生中のexaSound loTech DIFF Player





352.8kHzの再生も確認できました。プレイヤーはfoobar 2000です。


 PCM 352.8kHz再生中の exaU2I Dashboard(左)   LED表示(右)

2 件のコメント:

  1. DSD 5.6MHzとPCM 52.8kHzを再生できるのが凄いですね。5.6MHzの音って聴いたことありませんが、もの凄いいい音を想像してしまいますが、どんな感じですか?

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  2.  うーん...まだそれほど聴きこんでないこともありますが、正直よくわかりません。
     再生に用いたソースは生録のせいか私の持っている他のソースにくらべかなり独特な音場感があるように思います。これはDSD録音のためだけなのかどうかはよくわかりません。
     多分再生環境をかなり整えないと5.6MHzの効果は発揮されないと思われ、うちの再生環境ではその効果は発揮できないのではなかろうかと...
    いずれにしても私の耳では5.6MHzと2.8MHzの区別はつきそうもないですが...

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