2011年9月13日火曜日

Spartan®-6 FPGA LX9マイクロボード

 本日、Xilinxのソフトコアプロセッサ"MictoBlaze"の開発フローとツール ISE EDKの使用方法の解説と Spartan®-6 FPGA LX9マイクロボード  を用いた演習を通して習得するトレーニングコースハードウェア編を受講してきました。

MictoBlazeおよびその周辺論理IPの構成方法について、おおよその開発方法については理解できました。
ソフトウェア開発については、別コースになっているためちょっとしたプログラムの実行する演習のみでしたが、eclipseベースの開発ツールであり、NiosIIの開発環境と類似性が高いので、大体想像はつきました。


今日知ったこと。
・ソフトエラー対策として、MicroBlazeのキャッシュにはパリティ、メモリにはECCをサポートする
今後、ソフトエラー対策は、必須と捉えていますが、抜かりなくサポートしてきています。
Alteraもソフトエラー対策は、強化してきていますが、NiosIIについては特に何もなかったような(知らないだけの可能性大)?

・インタフェースはAMBA AXI4が標準となり近いうちにPLBバスは未サポート
Altera QsysもAvalonバスだけでしたが、AMBAもサポートを表明しています。使用できるIPが増やすのが一番の目的でしょうか

・XPSは、あくまでも内臓プロセッサ(MictoBlaze、PowerPC、来年にはZYNQというデュアルCotexA9も)のプラットフォーム開発環境
Altera Qsys,SOPCと類似性が高いですが、Qsys,SOPCはNiosIIなしでもFPGA内部のIP統合環境として使用できますが、XPSはあくまでも内臓プロセッサが対象のよう。この点は惜しい気が...



さて、Spartan®-6 FPGA LX9マイクロボードですが、
Spartan®-6 FPGA LX9マイクロボードには、開発環境としてSDK(Software Development Kit:ソフト開発環境)とChipScope(内部信号モニタするツール)はボード限定?でついてくるそうですが、XPS(Xilinx Plattoform Studio:ハード開発環境)は付属せずとのこと。

つまり、付属してくるサンプルデザイン上で、そのハード環境で動作するプログラムを作ることしかできないとのこと。結構お高いツールを購入しないと、Xilinxの場合内臓プロセッサを使用するのは無理なようです。

この点Alteraは、最低グレードながらNiosII/eを無償で使用できますし、ChipScopeに相当するSignalTapIIも無償で使用できます。ホビーユースで使うには、断然Alteraが良いというか、プロセッサ内臓させる場合は、Xilinxは選択できそうにありません。



Spartan®-6 FPGA LX9マイクロボード

 Spartan®-6 FPGA LX9マイクロボードは、結構コンパクトで、Bemicro SDKよりも小さく、RJ45コネクタを外せば、MUSILAND Monitor 03 USへ内臓させることもできそうです。
 本トレーニングコースを含むキャンペーン対象トレーニングを受講すれば、いくつでも5,980円で購入できるそうです。とりあえず1つ申し込むつもりです。

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